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2014年04月15日
「精神波」-心は波動である(その1)
「心とは何か」は、生命、宇宙の謎と並んで、人類が残してきた重要な未解決問題である。宇宙の誕生から、現在、未来の謎を解く課題は、量子論あるいは量子論と重力論(相対性理論)の統合した理論体系で研究が進んでいる。(例えば、超ひも理論、ツイスター理論)。心脳問題も量子論が関係しているとする直観があり、心も量…
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2014年04月05日
心脳問題と量子論-その3
唯物論で心脳問題がなかなか解けないのは心が数値化、定量化、客観化できず自然科学のやり方がうまく通用しないためである。 心脳問題を解くには、全く新しい技術や方法論を使った科学が生まれなければならないだろうが、今可能性のひとつとして「暗黙知と創発の概念」が言われている。 創発とは「カオス理論」や「複雑系…
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2014年03月26日
心脳問題と量子論-その2
還元論的唯物論を支える理論の一つに量子論がある。 量子力学が成立した極初期の頃から、一部の物理学者達は量子力学と意識は関連しているかもしれないと感じていた。 Penroseは心を解明するには、量子力学か、あるいは「量子力学と古典力学の橋渡しをした、そして計算能力を超越した新しい物理理論」によって初め…
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2014年03月16日
心脳問題と量子論-その1
人間の心はどこにあるのか?心は物であるのか?心と身体とはどんな関係があるのか?などの疑問を哲学では『心身問題」というそうであり、人類が誕生し自分たちの心というものに気づいてから悩み続けてきた問題であり、伝統的な哲学的な、未解決問題であった。科学者が心の問題に関わるのは、キリスト教的な世界観の中ではタ…
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2013年11月27日
新しい「ヒトの存在と心の構造モデル」ー量子論が教えてくれたことから
今年のノーベル物理学賞は、昨年ヒッグス粒子の存在が確認されたこともあって、その存在を予測したP.Higgs,とF.Englertに贈られましたが、これにより量子論の標準理論はほぼ完全に証明されたことになり、量子論はアインシュタインの思いに反して、ますます科学的正当性を得て来ています。 その量子論によ…
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2013年09月06日
イングリッシュガーデン
私の勤務する群馬病院は精神科単科病院?精神病院です。 一昨年の4月に新しく病院の建物が建て替えになり、これからの新しい精神科医療を目指して、いくつかの新しい試みがなされています。 一つは、前にもどこかでご紹介したと思いますが、 日本のパン屋のカリスマ、シニフィアンシニフィエの志賀勝栄氏の監修によるパ…
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2013年08月19日
患者Y氏の生家を探す半日の旅
私が勤務する群馬病院の話です。 私の担当する病棟のY氏という70歳の慢性統合失調症の患者さんの 福祉サービス更新の手続きと、近々住民票を病院に移す為の下準備を 兼ねて、住民票のある市役所に行くことになり、ついでに最後に生家を 見ておきたいというY氏の希望を叶えるという事で、精神科ソーシャルワーカー(…
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2013年07月26日
富士山のご来光とユングの元型
富士山が世界遺産になり、富士登山は益々盛況だそうである。 小生は学生時代は、曲がりなりにも山岳部であり、夏の富士山は知らないが、冬の富士山には登ったことがある。 冬の富士山は強風と氷の世界で、一度滑落すると、止めることが出来ず、まずは死ぬと先輩からいわれていた。 入部一年目で、当時のパーティは5,6…
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2012年11月02日
ストーカーに依存症という病名がつく日?医療化社会の危うさ
精神科に入門したばかりで、何も分かっていないのにと言われればそれまでですが、ずぶずぶに入っていないからこそ見えるものもあると思います。それに私は医療の素人ではありません。40年のキャリアの元形成外科医が精神科医療の危うさをヤブ睨みしてみます。 近頃よくニュースになるストーカーを例に考えてみよう。 こ…
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2012年06月23日
自律機能と気分変調
先に述べたように、ハルトマンによれば、自我には、自我の調整役、葛藤による人格の統合機能としてではない、葛藤から自由な自律的な機能があるとされ、自分の成長、発達に関わる精神運動を指揮するものとして自律機能を上げている。 自律機能が障害されると、生、存在の根源的意義が喪失し、将来の理想が描けず、人生の目…